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by y-ob

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 この写真集に収録したスケートの写真の多くは別海町のスケート少年団を撮影したものです。詳細は本を見ていただくとわかるのですが、一部の写真の初出は全日空機内誌「翼の王国」2005年1月号の特集「別海スケート少年団白鳥」です。
 12月30日発売の季刊誌”en-TAXI”vol.20・2008年冬号(発行:扶桑社)で、美術家・大竹伸朗氏がこの特集を機内で見たことについて書かれています。(「指先の星屑・別海高校美術部との時間」)ご興味のある方は、ご覧ください。親しくしてもらっている文筆家のSさんが教えてくれました。
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写真=別海町営スケートリンク
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by y-ob | 2007-12-31 15:35
 陸別から更に北へ進み池北峠を越えると置戸。町中に旅館が少なく、泊めてもらったのは若者交流センター。自宅が遠くて町の学校に通えない高校生たちも住んでいる施設でした。宿泊料は3000円。誰でも泊まれます。
 ここから更に大雪の裏側に向かって山奥へと入ったところに鹿の子温泉があります。施設は古いけれども湧き出す温泉がすばらしく、食事も相当おいしい。玄関脇に駐車すると、犬が飛び出してきた。せんべいを投げたらずっとついてきて、もうなにももらえないとわかると、穴を掘りはじめました。猟師からもらった鹿の骨、雪の中に隠したのを思い出して掘り起こしくわえて走りまわっている。
 気づいたら激しく雪が降り始め、犬の顔が雪の結晶まみれになっていました。
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by y-ob | 2007-12-30 15:35

「二月」~①陸別の雪

 北海道、池田町から北見市へ向かう途中には小さな町が点在しています。そのひとつ、陸別は日本一寒い町として知られています。鉄道駅(07年に鉄道は廃止)はオーロラハウスというホテルになっていて予想外に訪れる人で混んでいました。町はずれの山頂に銀河の森天文台があり巨大な反射望遠鏡で昼間も星を見ることができます。昼の空を肉眼で見ても何も見えない、そして望遠鏡をのぞくと土星の環がはっきり見え、不思議な感覚。
 その夜、食事する店をさがして歩いている時に音もなくチラチラと雪が落ちてきました。街灯の光を受けて、結晶ひとつひとつが回転しながら。袖に落ちた雪はすべて完全な結晶状態で、ダウンジャケットに細かい雪の模様がついたように見えました。電光の温度計はマイナス15度、無風なのでそれほど寒さは感じず、結晶はそのまま服の上で光っている。平地で完全な結晶が見えるのは限られた場所だと思います。
 翌朝はマイナス30度、この年の国内最低気温で、外に出ると無風でもかなり寒く感じました。20年前ならば、マイナス30度はよくあることだったのではないでしょうか。僕の知っている範囲で北海道の最低気温はマイナス43度。このような時、雪はそのまま重なり、風が吹くと地吹雪となって舞い上がります。積もっている雪を凝視すると、全てが結晶のまま重なりあっているのがわかります。
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写真集「二月」所収、雪の写真
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by y-ob | 2007-12-29 13:47
2002年冬から撮影を始めて2007年までかかってしまいましたが、「二月」というタイトルの写真集が発売されます。先々週、印刷工場で本番に立合いました。巨大な輪転機が回転する工場で、男ばかりが黙々と働く雰囲気に、感動。
内容はカラーとモノクロで構成した、道東の冬の写真です。スケート、馬、雪の結晶などが交錯し、秋から春に至る冬の時間を感じるよう編集されています。
小部数のため、特約書店での販売になります。ネットからは、蒼穹舎へ直接メールでご注文ください。販売書店一覧は蒼穹舎HPをご覧ください。よろしくお願いいたします。

蒼穹舎ホームページ http://sokyusha.com
ご注文メールアドレス  info@sokyusha.com
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by y-ob | 2007-12-15 16:12