2008年の本棚 ①

世界不況という嫌な言葉で今年は暮れようとしています。景気に関係なく、やはりいい本、おもしろい本は少しでも売れてほしいと思い、今年買ったりいただいたりした本を紹介します。

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点と線  松本清張・著  風間完・画  文芸春秋 ¥3000-
旅のスケッチ   風間完・著    富士見書房 絶版 ¥1500-古本価格

いつ頃に風間完画伯(故人)の絵を知ったのかはよく覚えてないのですが、とても好きな画家のひとりで、ただ、なかなか今買える本がありませんでした。その中で今年は文芸春秋刊の「点と線」。ストーリーは子供の頃に読んだので、挿絵を眺めるために買う。その後ある日、定期的に本を引き取ってもらっている古書店で見つけたのが「旅のスケッチ」、見返しにはある著名な作家に宛てた画伯のサインが入っていました。言葉にできない絵の魅力と味わい深い文章、こういうものはネットでなく紙に印刷された本だからこそ感じられる。



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イスラム 空間と文様 石元泰博・写真 駸々堂  ¥30000-古本価格

石元泰博氏の写真のファンは多いようで、僕もその一人。田中一光氏構成のこの本は1980年初版、89年3刷で、当時の定価は¥47000-。こういうすごい写真集が出ていたことを知らなかった。スペインから西安までのイスラム建築を写しとった大作。装丁も印刷も当然のようにすばらしい。早稲田の五十嵐書店に置いてあるのを見かけ、ずっと気になっていて、ひと月後に行ったらまだ残っていたため即座に購入した。



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酔郷譚 倉橋由美子・著  河出書房新社  ¥1500- 08年7月刊

ジャック・ロンドンの「火を熾す」を読んで、文字の力でいきなり本の中の世界に引きずり込まれた快感があとを引いた。喫茶店で週刊誌書評に出ていた「酔郷譚」を知り、書店へ行って1ページ目を読み始めたら、またまた、引きずり込まれた。まったくありえないような話なのに、それがあってもおかしくないと思わせられる文体。こういうものが企業誌に連載されていたとは、、、
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by y-ob | 2008-12-26 18:15