BBCニュースにバレンボイム出演

 「二月」を撮影中、陸別の夜、「フラワー」という古いお店で音楽を聴いていたら、素晴しいピアノの音がスピーカーから流れた。それは通信カラオケ装置からの音楽で、画面のタイトルを見るとダニエル・バレンボイムがブラジルで録音したボサノヴァでした。
 トリオ・エスペランサでブラジル音楽を聴き始めた頃、近隣の図書館にある全てと言っていいラテン音楽のCDを片っ端から聴いてみた。そこにあった、ピアノの名盤がバレンボイムの「わが懐かしのブエノスアイレス」でした。クラシックの巨匠としてバレンボイムの名だけは知っていましたが、彼がブエノスアイレス生まれのユダヤ人で、スペイン語を母国語として育ち、子供の頃はガルデルがアイドルだったというバックボーンを初めて知りました。
 けれどそのような理屈を超えて、ピアソラの名曲を弾く音色そのものの異常な美しさ、ラテン音楽への敬意に心を撃たれました。
 ですから、バレンボイムはクラシックの巨匠としてよりも先に、ラテン音楽のすばらしいピアニストとして僕の中に入って来たのです。音楽活動以外では、めったにメディアに登場しないバレンボイムが一昨日のBBCニュースでインタビューを受けていたのを見て、このCDを久しぶりに出して聴きました。
(欧文タイトル:Tangos among Friends, Mi Buenos Aires Querdio Daniel Barenboim 1996)
[PR]
by y-ob | 2008-02-13 22:53